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2007年12月21日 (金)

醒めぬ朝

あの人がいる場所は やっぱり春のように暖かく 赤、白、黄色いいろいろな種類の花々が咲いていて春の風にそよいでいた。
彼は春の陽を受けた暖かい土に寝転がり私は彼のそばに座り彼から目を離さずに彼の体の上に花々を摘んでは降らせ摘んでは降らせていった。
ついに彼は帰り支度を始めた。私は彼の手をとり必死にしかし心を込めて訴えた。
「私は私の人生を生き あなたにはあなたの人生があった、でもそれが一瞬でも一つに重なる時間があったらよかったと思っている」と。

私が生きている時間で すでに彼がいなくなってしまった時間のほうが長くなってしまった。

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