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2008年3月 4日 (火)

小学校選び

娘が小学校に入学するのは2009年の8月だけど、そろそろこの年代の子供をもつお知り合いのお母さんたちとの話は「どこの小学校へ通わせたらいいか?」という話題がかなり真剣に頻繁になるようになってきた。

今週末から来週頭にかけて 例の「Delfin4」テストが娘の幼稚園で実施される。
「木は何色か?」「葉っぱは何色?」「空は何色?」など子供のファンタジーの画一化とも受け止められる問題なども含まれているらしい。「子供に一般常識が備わっているか?」をチェックするためのものらしいけれど、「空=青」が正解なのであって 「赤、夕焼けの空」と答えるのは望ましくないとか・・・・・
子供のレベルをそろえることは教える側にとってはたいへんやりやすいしモラルの統一化は学校内のモラル向上につながるには違いない。
でも果たしてそれでいいのか?
そのテストに通らなかった場合、親と面談が持たれ、再度テスト、それでも問題があった場合は再度面談とテスト・・・・・・
なんなんでしょうか、いったい?

小学校に入ってからもたいへん、という話はもうもっぱらの評判。
マイスター制度の優れたドイツも現在は高学歴志向でどの家庭も子供を大学に入れようと考えている家庭が多く
しかもドイツの小学校は4年生(10歳)の時点の成績、またそれまでの一年生からの成績で大学進学コース、いわゆるギムナジウムか、Realschuleか、Hauptschuleか、が決められてしまって Realschuleに行った生徒でもAbiturという大学受験資格に合格すれば大学に入学できるけれどそれはたいへん骨が折れるらしく、大学に行かせたいと希望する家庭であれば最初からギムナジウムを目指して勉強させるのだそうだ。
すでに小学校に通う子供さんを持っているお母さんの話では一学年全体の30%ほどがギムナジウムにいけるのだそうだけれど、一年生から常に学年のトップクラスにいなければならない・・・・・というのは親にはもちろん子供にはたいへんなことではないのか?
もともと才があり勉強も好きという子供なら心配はないけれど、学校後に塾に通わせしりをたたかれながらギムナジウム入学資格を手にするという日本の受験並みの話題も今のドイツでは珍しくない。しかしそういった勉強に不向きでない子供がギムナジウムに入学後、結局勉強についていけずに退学、留年するという話もよくきく。
何のために勉強をするのか?= ギムナジウムに入学するため、大学に入るため・・・・・
でいいのでしょうか?
最近「男の子の育て方」に関する本を読みました。男の子が勉強に目覚めるのは14歳過ぎ(統計的に)だそうで、確かに私が中学生だったときも 1,2年は女子がトップをしめていたけれど2年の3学期あたりから男子が女子を追い越すようになった。
男の子はどんどん外へ出す、遊ばせる、世界に疑問を持たせる、不思議がらせる・・・・
そこから彼の興味が見出され、自分の進むべき追求すべき道が開けていく、のだそうだ。
(男の子だけに限らないと思うけど)
そしてもっとも大事なのは「子孫を残せる男」になること、だそうだ、ハハハ、納得かも!
息子はまだ先だけど(すぐきちゃうけど)、でも息子が小学校に上がったら・・・・・・?
一年生のときから「ギムナジウムに行けれるように勉強しなさい!!」と私はいわなければならないのか????

そこで出てきたのが「私立学校」への入学の可能性。
ドイツで有名な私立学校はモンテッソーリとシュタイナー、そのほかにもインターナショナルとかある。うちの近辺で通える範囲にある私学は隣町にある「シュタイナー」学園だけ。
シュタイナーは日本でも話題なったことがある教育論で、子供の個性の発達にあったかなり個性的な授業を行う教育論を持つ学校。
成績はつかず、先生からのコメントで年度末に一度親元に届くのだそうだ。
教科書はない、エポックノートというノートに自分で書き込みそれを教科書にしていくらしい。そして「今月は算数」だったら算数ばかり、「国語」だったら国語ばかり・・・・を勉強していくというこれもまた珍しい授業のやりかた。徹底的に疑問点や興味ある点をつつくのだそうだ。
算数のやりかたも独特。2+6=8、ではなく 8=・・・・・・・・・たとえば 1+1+1+5、
2+2+2+2、のように 8になるように何通りもの答えがあるね・・・・・・と答えの画一ではなく多様性を追求している。
語学も1年から第一外国語の授業があるらしい。
公立の小学校では5年生からかな?4年生からかな?ずいぶん遅い。
その点は主人はたいへん満足したらしい、彼はしっかり外国語の教育を施されてきているから・・・・・・
芸術にもずごい力を入れている。高学年になるとオーケストラの授業を選択できたり、
学年全体でお芝居にとりくんだり・・・・・・・

早速我が家でもパンフレットを取り寄せ主人とせっせと研究しております。
「シュタイナー」といっても日本のような学校法人ではなく、それぞれの学校が独立しており
そこで教育する者達がシュタイナーの思想を信じているだけ、というものなので、大まかな内容は変わらないけれどそれぞれの学校でずいぶんやりかたが違うらしい。
パンフレットには当然長所ばかりが書かれているので、インターネットにて短所、批判意見にも目を通して見たけれど、結局「その」シュタイナー学校の批判であり、すべてのシュタイナー学校に関する批判ではなく、じゃあ一回隣町にあるシュタイナー学校を見に行ってみないとね・・・・・という話になりました。
私がいいなぁ・・・と感じる点はシュタイナーでもABITUR、大学受験資格を取ることができるのですが、それを18歳で決定できる、ということ。
もちろんそれまでにもそこそこの勉強の成績が必要だと思うけど、18歳、私だって自分の進路を16で決定した。18だったら自分の意志で 目的を持って「大学に行こう!」と思えやしないか?またそれまでにそう思える生活をしてこれやしないか?
公立の小学校は10歳で決定しなければならない。10歳の子供が将来を決定するためにはずいぶん親がサポートしてあげる必要があるし、子供が「自分の意志で」という決定にはならない、のではないか?
公立のいいところは やはりお金がかからないこと。しかし私立でも年間平均1600ユーロの学費ということらしいので馬鹿みたいに高いというわけではなさそうだ、幼稚園に一月払っているお金を考えると(うちの場合ですが)払えない額ではない、なしに越したことはないけれど・・・・・・・

うちはまだ田舎だからいいようなものの、都会ではもっと小学校問題は深刻であるようで
デュッセルドルフのお友達は真剣に私立校への入学を検討しているとか・・・・・
進学問題に加え やはり外国人が多いのでまともな国語の授業にならない、とか、価値観の多様性によりモラルが崩れてきている、とか・・・・・・・

シュタイナーへの願書提出の期限は今年の12月。
何がうちの娘にとって最良なのか?
わかるはずないよねぇ・・・・・・・・どっちにいってもいいこと、悪いこと半々だとおもうんだけど、でも検討せざるを得ない今のドイツの学校の状態~
きっと以下続く。



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