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2008年3月20日 (木)

実ある夕べ

昨日の夕方ここにも登場するバイリンガル、ドイツでの子育ての師と仰ぐ先輩お母さんファミリーがうちに遊びに来てくれた。
わたしと彼女は2003年にある掲示板を通して知り合った。そのときわたしは妊娠3ヶ月、彼女は妊娠8ヶ月であったことと実家が隣の県だったということで気長にいいおつきあいを続けてきた。彼女のご主人の実家がうちの隣村なのだけど彼女達も年に2回来るか来ないか、だし
うちもいたりいなかったりでなかなか会えるチャンスはいままででもなかった。前回は2006年、ポニーにのりに一緒に行ったとき、1年半ぶり。
話題はやはり子供のことになりましたね。
幼稚園、小学校のこと、日本語補習校のこと、バイリンガルのこと・・・・・・・
ドイツは州によって決まりごとが違うので、彼女の住んでいる州とうちの州との幼稚園の体制、小学校の体制などが本当に大きく違うことに話を聞きながらわたしは驚いた、たとえばうちの州が行っている例の語学テスト、彼女の州ではない。
彼女の息子さんの通う幼稚園の中身もちょっとびっくり、先生が仕事らしい仕事をしていない、と彼女は言う。
子供が怪我をして血を流していても 親が迎えに行ったそのときに初めて「あら~、どうしたの、この怪我!」と大慌てする、とか・・・・・
園長先生が32歳、彼女の娘さんが幼稚園に通っていた頃は挨拶もしなくて、親がクレームをつけてからようやく挨拶できるようになった、とか・・・・・・
そこも幼稚園を見て回ったけれど、どこもどんぐりの背比べ状態で、一番家から近い円を選ばざる終えなかったそうだ。うちの幼稚園はとても恵まれている、というかこれがあたりまえなのだけど 悲惨なドイツの幼稚園状態を垣間見てしまった。
昨日の新聞で「南へ行くほど幼稚園の保育量料が安い」という記事が載っていたけど関係あるのか?ミュンヘンの知り合いの方の娘さんの行く幼稚園でも対応が悪い、という話を聞くけれど、南へ行くほど質が悪い?そうは思いたくないけど・・・・・・

言葉のこと。彼女の娘さんはフランクフルトの日本語補習校に通っている、来年度から3年生。ドイツに住んでいて日本語を習得するのにむずかしいなぁ、と思うことは回りの環境を整えること。あたりまえのような話だけど、たとえば、フランクフルトで日本行きの飛行機に乗るとわたしはそこで一気に日本に引き戻される。日本で町を歩くとダイレクトに看板の文字が頭に入ってくる、その刺激は結構強烈だったりする、ぼーっと見ていても脳はしっかり認識している、みたいな感覚。
それがここにはない。すべてアルファベットでぼーっと見ていればそれは脳を通過していくだけで情報としてなにも残っていない。
うちの娘の現在の内面の状況がどうなのかはわからないけど、日本語に触れるチャンスというのはそれほど少ない。だからひらがなを覚えるのも 細かな部位を簡単に間違える、外界からインプットされるチャンスが少ないから。
漢字ならなおさら。彼女の娘さんも漢字には苦労しているらしい。「歩くって言う字書こうとして 走るになっちゃうのよね」・・・・・・・
しかしやはり家庭内の状態が日本語をバックアップする体制でない家庭では、いくら補習校に通っていても日本語ができるようになるはずがない、と声を大にしていう彼女。
「もう一年同じ学年で勉強させるっていうお母さんがいるのだけど、そうすれば子供が日本語ができるようになる、と考えるのは大間違い。彼女は彼女の子供が彼女にドイツ語で話しかけてているのに 平気で返事してるもん」
そういう家庭はものすごい多い。そしてそういう家庭のお母さんは「うちのこ全然日本語をわたしと話してくれない」と確かに嘆いている、そして「いいなぁ、わたしもお母さんって呼んでほしいなぁ」と羨望する。
うちはおねえちゃんはわたしのことを「お母さん」どこで覚えてきたのか甘えたいときには「おかあちゃん」と呼ぶが、くすぐったいような温かいような気分になる。
うちは「ママ」とかいわれると「誰それ?うちにはママなんて人いないよ」と反応してきた、
ドイツ語で話しかけられても(そんなことは95%くらいないけど)「お母さんドイツ語できんもんで日本語でいってくれんとわからんよ」といってきた。おかげで娘はお母さんはドイツ語ができないと本気で信じているけど・・・・・・

話は尽きないが時間は過ぎる~、気がつけば9時、そろそろリミットだ。
次に会えるのはいつになるだろう?
電話、メールがどんどん便利になっても やっぱり直接面と向かって話をするほうがわたしは好きだ。
楽しい時間をどうもありがとう!










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