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2009年8月 3日 (月)

私は歌いたい!!

結果から言いますと リサイタル、自体がどうだったのかはわかりませんが 
自分の演奏は成功でした。

夏の名古屋なんて 何年ぶり?・・・・・あづい~
思わず 「ここはシンガポールか?」と言ってましたよ。

ドイツに暮らすようになってから それ以前にまして 冷房に弱くなった私。
しかも ダーダーに汗かいて キュっと冷やされる、というまさに風邪を引いてくれ!!
といわんばかりの環境。
建物に入るときはすぐマスクをつける、さもないと冷気でのどをやられてしまう。
とにかく 体調管理との戦い~

それでも 前日から入っていた名古屋の環境は私の身体には過酷すぎ・・・・

痛いのではないけれど、やはりのどが荒れてきている、夜中あたりからリンパ腺もちょっとおかしい。

そこで ここでも以前紹介した「手のつぼ健康法」で学んだのどに効くツボ 4箇所を
一生懸命マッサージ。
うとうとっとして 目が覚めると とにかく それを続ける。

ドイツから持ってきた吸入薬を使っての何回もの吸入。

この2つのおかげか なんとか最悪の状態は脱出。

自分で自分を治療しながら 切に感じました。

「私は こんなにも この舞台に立ちたいと思っているのか・・・・」

今回の日本滞在は ありがたいことに子供たちが幼稚園に行ってくれましたから 
自分の時間があったので
毎日 楽器を開けること、自由を感じること、歌詞に書かれていることを
何度も理解しなおすこと、を忠実に繰り返してきました。

しかし「やっぱり歌うのは無理なのではないか?」という心配は当然ありました。

でも その向こうには いつも

「いや・・・・ここで唄わないと 私はここから前に進んでいけない」

という思いがありました。

ここで唄わないと 私は前に進んでいかない。
私は 歌いたいんだ!!

舞台袖、係りの方が 私を舞台へと誘導してくれる。

ウィーンに行く前に 娘が そっと 私の枕元に置いてくれた手紙を思い返す。
「お母さんが歌って 知らない人たちがみんな お母さんにパチパチするのを 楽しみにしてるね」

家で子供をみていてくれる日本の家族、観に来てもらいたかったけど 子守に徹しなくてはならなくしてしまった・・・・・・

いってらっしゃい、と快く家を出してくれた甘えん坊の息子。

名古屋での世話を買って出てくれた叔母。

この演奏会を立ち上げ 今日まで そして今日もセットアップしてくれている方々。
袂は分かれたけれど この舞台に立てるチャンスを与えてくださった 大学時代の教授。

ドイツで待っててくれる主人。

ウィーンの教授。あなたとの出会いが 私の人生と音楽をすっかり変えてしまいましたね。

エールを送ってくれている多くのお友達、お知り合いの存在。

ああ!!嬉しくって仕方がない!!
こんなステキなホールで 私は 今 唄うことができる!!

都合をつけて聴きにきてくださった方、本当に 心からありがとうございました。

自分自身を評価すれば、ウィーンの教授のもとで私の楽器を100%使って歌わさせて
くれる、ときの 90%以上は自分で自分の楽器をコントロール出来、舞台で歌えた、
と思います。

残りの10%・・・・・・この中に 真の芸術、美が存在しているんだと思う。

この10%は 今の私には 教授の助けがないと引き上げられないなぁ・・・・
今後の目標は この10%を自分でコントロールできるようになること、でしょう。

演奏後、 皆さんに好評を博する賞賛をいただきました。

大学時代の教授からかは

「さすが長いことウィーンで勉強して ドイツに住んでいることがある演奏をするわ。
あなた、ブランクなんて全然感じさせなかったわよ、舞台の上で もう 常に舞台を踏んでいる歌手かと思うほどすごい貫禄だったわ。」

ああ・・・・・私はまだ歌っていてもいいんだ、唄い続けることを許されたのだ。

ウィーンから主人との結婚を固めるために引き上げるのを決めた時、

「悲しい恋愛はもうたくさん!!愛と喜びに満ちた歌を心から表現できるように
私は あえて 回り道でありかもしれないけれど 彼と結婚して家庭を築く道を
選ぶわ!」

と教授にしばしの暇乞いを告げた。
あの時 自分で決めて歩み始めた人生が 今日 ここで実を結んだ。

何度 家族を足かせのように感じたことがあっただろう。

たぶん、これからも 負担に感じながら生きていくのだろうけれど
その負担こそが きっと 残りの10%の中に潜む・・・・・説明難しい・・・・・・・
なんというか、私にしか表現できない 真の美? 生命の根源の輝き?私の存在意義?
・・・・・・
の 肥やしになっていくのでしょうね。

支えてくださった皆さん、心より感謝申し上げます。
そしてこれからも どうぞよろしくお願いしますね!!

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2009年日本滞在記」カテゴリの記事

コメント

おつかれさま!そしておめでとう!!

○さんの気づきも素敵だけども、子供達の成長が!
毎回のフライト苦労話を読んできただけに、感動もひとしお。
駆けつけられなくて残念だったけど、○さんがやめない限り、またきっとチャンスはあるものね!

しばらくゆっくり…とはいかないんだろうcatface

投稿: mico | 2009年8月 3日 (月) 11時27分

Micoちん>ありがとう!!
少ないながらもできることは全てやりました。
そうだね、きっといつか聴いていただけるチャンスがあると思います。今度も日々 ぼちぼちですが 精進いたします!

投稿: ○さん | 2009年8月 3日 (月) 12時08分

○さん、おかえりなさーい。
もっと日本にいらっしゃるかと思っていました。
過酷な環境下だったようですが、そんな中でも満足のいく歌を歌われることが出来たんですね。
すばらし~!
まわりの皆さんが協力してくださるのも、○さんの歌への熱意みたいなものが伝わってるんじゃないでしょうか。
私もほんとに聴いてみたいです。

投稿: ヨーコ | 2009年8月 3日 (月) 23時14分

ヨーコさま>いつかドイツでも歌えるチャンスが持てるかもしれませんね。とにかく今は子供を早く自立できるように、子育て子育て~

投稿: ○さん | 2009年8月 4日 (火) 15時58分

素敵なうたをきかせて頂いて、ありがとうございました。
○さんの舞台は、とても楽しい気分になりました。
きいていて、笑顔になりました。
喜びがホールいっぱいにあふれた、そんなふうに感じました。
髪型もドレスもとても似合っていましたよ!!

投稿: kaeru | 2009年8月20日 (木) 12時42分

Kaeru様>その節はわざわざ足をお運びくださってどうもありがとうございました。
いつも Kaeruさんに会ってお話しているようなことが 歌からも皆さんに伝わっていたのだとすれば、
あの日の舞台は成功だったといえるでしょう。
いつか 自分の力で自分の100%の演奏が出来るようになるように これからも努力していきますね。
応援、宜しくお願いします。
また 一杯支えてくれる貴方の友情に 心からの感謝を!!

投稿: ○さん | 2009年8月21日 (金) 07時21分

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