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2010年1月15日 (金)

言語は熱いうちに~

僕ちゃん、お姉ちゃんと遊んでいる時の日本語会話に どうやら再びドイツ語の単語が
混ざり始めているようなので(前回の記事はコチラ)
僕ちゃん、今週は 母の手入れにあっています~  手入れだ手入れだぁぁ~!!

日本語にドイツ語が混ざるっていうのは こんな感じ~

Polizeiauto(パトカー)が通ります、どいてください~。」

とか

「この道はGesperrt(通行止め)です」

とかです。

お姉ちゃんと2人で遊んでいるときは 子供の世界をお楽しみください♪と 
たいていが2人にしておくのですが、
母、何気なく本なんか読むふりをして さりげなく居座って会話に耳を澄ます~

会話の中にドイツ語の単語が混ざる、というのは 生粋のバイリンガルとは言いがたいのです。
わかりやすく状況を説明すれば、日本に言ったとき、日本の人たちはPolizeiGesperrtを誰も理解してはくれませんよね。

****バイリンガル育児の鉄則***********

両親がそれぞれ違った言語を母国語としている場合、彼らの子供とはそれぞれが
それぞれの言語親を一貫して徹底して話すこと。

そのように 両親が気をつけて子供を育てていると、そのうちに

子供の頭の中に 言語のスイッチが作られ 自動的に2ヶ国語の言語が オートマチックに切り替われるようになる・・・・

んですよ、本当に!

頭にスイッチが出来る、ということ以上に大事なことはコチラ。
親がネイティヴでない言語を子供と話すのは 子供に間違った発音や文法を教えてしまう危険が非常に高い、のです。
間違った発音、文法を母国語として聞きながら育った子供、ちょっとやそっとじゃ治りませんので ご自分にドイツ語力の自信がおありになる方でも絶対やらないほうがいい、
というのが私の経験上からのアドバイスです!

最近 幼稚園で子供達と話す機会が多いのですが やっぱり北ドイツの「R」ができない
○さんは 子供達にいつも突っ込まれています~
そのたびに

「日本人に『R』の発音はとっても難しいんだよ!」

といって子供達に納得して 容赦していただいております~(汗

バイリンガル育児は孤独でした。
いつでもどこでも 私とお姉ちゃんは日本語会話。
幼稚園に行く道々でも 買い物でも 病院でも 2人の会話は日本語。
ドイツ語で会話してたら どれだけ多くの人たちともっと打ち解けるのが簡単だろう・・・・
と恨めしく思うことは 頻繁でした。

お姉ちゃんの言語発達は、日本語も最初は単語だけ、ちゃんとした会話になってきたのが・・・・・たぶん4歳過ぎ、5歳に近いくらいだったと思う。
ドイツ語はおととしの暮れくらいからメキメキ力をつけてきた・・・・・・
とたいへんゆっくりでしたから、主人と何度も

「ドイツ語を主とした会話に 家庭内を切り替えるべきではないか?」
↑義父母からのプッシュが相当きつかった
就学のことを考えて ドイツ語を先行させたほうが良いのではないか? などの心配

と話し合いもしました。
でも主人が頑として

「お姉ちゃんは絶対ドイツ語もできるようになりますよ。周りは関係ないです。
大事なのは僕達家族です。子供にどういう未来をあげることが出来るか、です。
親が 忍耐強く 子供の能力と可能性を信じて バイリンガル育児に取り組みましょうよ」

と励ましてくれました。

お姉ちゃんが幼稚園に通いだして4年目。
園児のお母さん達もだんだんと 私達家族のやっている取り組みに理解を示してくれるようになりました。

現在 お姉ちゃんは日本語もドイツ語も太鼓判です。
言語療法士のところにも行きましたが(記事はコチラ)、そこでもお姉ちゃんの発音、文の構成は指摘されませんでした。
今年の日本里帰りでは日本の小学校に体験入学をするんだ!と張り切って
日本語会話、文字の勉強にも 本人、力はいってますよ。

子供が2つの言語を話せることに喜びを感じて 心から日本を(言語も 文化も 食事も)愛してくれている姿を見ることで
自分にも自分の子供にも厳しく、今日も取り組めている、と思う○さん。 

さてさて~
僕ちゃんの会話にドイツ語の単語が上記のように混ざると、母、一瞬躊躇し~

「あ~ こめん、お母さん ドイツ語はわからんもん」

と一言突っ込むと 僕ちゃん、「あ!!そうだった!」の表情になって 「えっと~・・・」
と一間置いて

パトカー(または警察の車)が通ります~」

といいなおしてくれます。

Gesperrtなど、日本語でなんと言うかわからない単語もあります。
そういう時は し~ばらく考えていますから コチラが察知して

通行止め、って言いたいのかな?」

と助け舟を出すと 晴れやかな顔をして

「ここからは通行止めで~す」

と日本語オンリーで会話を始めてくれます。

日本語オンリー、といっても日本で普通に使っている外来語はそのまま使ってますし、
ドイツ語での固有名詞、商品の名前、なんかは どうしても訳しようがないモノは
ソレを使うことは許してます。

なんとなくドイツ語で語りかけていた相手が 私であった場合も同じ。
(先生に向かって「お母さん!」って言ってしまうときみたいな 『つい』の状況)

母、困った顔して

「あの~・・・・・・・」

と僕ちゃんの反応を待っていると

「はっ!!」

と気がついて、日本語に直して話してくれます。

 

去年の11月12月ごろは 夜の本読みの私の番の時、ドイツ語の本を手にして

「コレ読んで~」

と来る時があるので そういうときも

「これ、ドイツ語の本なのでお母さんには読めないの。見てみて!ドイツ語と日本語は
字も違うんだよ~、おもしろいね。僕ちゃんはもう「の」がわかるから「の」の書いてある
本が日本語、の本だよ」

と説明してましたが、最近は 彼も言語により文字の形が違うということがわかってきているようで、日本語の本だけを選んでくれるようになってきています。

文字の認識と会話力は別モノです。
両方をきっちり・・・・・というのは これまた親にはずいぶん手間と労力、策がいるものなのですが。。。。。

僕ちゃん、今回はこの程度の手直しで修正できそうかな?・・・・・・・ということで
本日も手入れ、入れさせていただきま~す!

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ファイトだ!バイリンガル育児」カテゴリの記事

コメント

会議、僕ちゃんの手直し、ご苦労様です。
ドイツ?の教育現場の悲惨さ・・・・心痛いです、八方塞じゃないですか。どこから崩していったら子供にいい教育をできる状態になっていくの?

言語、僕ちゃんにもうまくバイリンガルが浸透すると良いね。それも一重に○さんの努力に掛かっているわけだ・・・・・
でも 子供が2つの文化にはさまれて育っていくことに喜びを感じている、って これ最高じゃない!!
この喜びを植えつけながら育てているんだから 僕ちゃんに日本語が浸透しないはずがない、でしょ!子供の能力も、自分の能力(努力も含めて)も信じて・・・・今日も 手入れだ 手入れだぁ~
happy01


投稿: ミニィキャット | 2010年1月15日 (金) 10時05分

ふと思ったのは、子供の会話の中にドイツ語と日本語が混ざったのを何気に聞いて、親=自分がどちらも理解できると、ついついそのままに聞き過ごしちゃいそうな気がしました。でも○さんの記事を拝見して、バイリンガル育児の徹底さを改めて納得しました。

うちが子供を持ったら、旦那様共々アドバイザーとして頼りにさせて頂きます(゚ー゚;

投稿: ポッポ | 2010年1月15日 (金) 10時46分

言語により文字の形が違う・・・当たり前のことですが 2カ国の言語にまたがって育っていることもって、言語もそうなのですが、いったいどうやって文字を認識し始めるのでしょう?
改めて一カ国語で育ってきている自分の有難さと残念さ、両方をかみ締めてしまいました。

そうですよね、一つドイツ語の単語が会話に入ったら 普通の日本にいる日本人とは会話成り立ちませんもの~(苦笑
ファイト!

投稿: ひつじ雲 | 2010年1月15日 (金) 11時26分

すごいです!
バイリンガルの鉄則を肝に銘じておきます!
今、息子もぼっつら話し始めてきているので
気がぬけません…
Omaがやたらにドイツ語ばかり教えたがるので
私も負けじと頑張ります!!!

投稿: ひとみ | 2010年1月15日 (金) 15時08分

バイリンガルに育てるのにそんな孤独があったとは・・・・・。
頭のなかがぐるぐるになっっちゃいました。
〇さんの健闘振り、将来の参考にさせていただきま~す!

投稿: saki | 2010年1月15日 (金) 15時39分

ミニィちゃん>うちは2人とも日本が大好きなので、そういった意味でも日本語が浸透しやすいのかもしれませんね。中には絶対日本語を話さない子供というのもいるそうですから。
とにかく スイッチが出来てしまえばこちらのもの~ なので 僕ちゃんについてはもうしばらく
慎重に注意を払っていきますよ~

投稿: ○さん | 2010年1月18日 (月) 09時32分

ポッポちん>さすが、するどいところに目をつけたわね・・・・バイリンガルに育てていくことでたぶんポッポちゃんが指摘されたことが一番面倒で、でもここを崩さないことには日本へ行った時、ドイツ語がわからない生粋の日本人と話す時
相手が困ってしまいますよね。母国語=母親の話す言葉をその国の人が話すように話せてこそバイリンガル、といえるのだと思いますよ。

アドバイザー、キムチと交換でやとわれましょうぞ~wink

投稿: ○さん | 2010年1月18日 (月) 09時36分

ひつじ雲さん>2人目はどうしても手を抜きがち~ です。ここでもう一度気を引き締めて取り掛かります!!応援ありがとうございます!

投稿: ○さん | 2010年1月18日 (月) 09時37分

ひとみさん>バイリンガルで一生懸命子供を育てていらっしゃるお母さん方、そして自分もそう思うことは とにかく幼稚園に行くまでに日本語をしっかり吸収させること、お母さんと日本語でみっちり過ごす時間を大事にすること、ですね。
幼稚園に行くとどうしてもドイツ語にどっぷりつかる午前中になってくるので 最初~2年目くらいまではドイツ語は遅れるかもしれないけど ここでのドイツ語の遅れは取り戻せますから。
それにお近くに義理のご両親がお見えみたいなので 息子さんはおじいちゃんおばあちゃんとドイツ語を頻繁に話す時間もあるみたいですから~
そうなると 日本語がしっかりできるできないはひとみさん1人の努力・・にかかってきますね
coldsweats01
応援してます、がんばってくださいね。

投稿: ○さん | 2010年1月18日 (月) 09時42分

Sakiさん>娘を育てているときはこの辺りに日本人がほとんどいませんで、またうちほどきっちりとバイリンガル育児に興味と理解を持って子供を育てている家庭ってのもいなくって、そういう意味でも孤独でした。
去年辺りからこの辺に住む独日夫婦の日本人女性の方とたくさんお知り合いになれて、うちのお姉ちゃんの日本語がペラペラなのを見ていただくと
「よし!うちの子もこうやって育てたい!」と納得していただけることが多くなりました。
そういう意味での先輩として 皆さんの手助けが出来たら本当にステキなことですよね。
はい、この先もしっかりバイリンガル教育やっていきます~happy01

投稿: ○さん | 2010年1月18日 (月) 09時48分

○さん、4年間もよく継続してこられましたね。そしてこれからも。
私はそこはもう諦めて、周りの冷たい目、不可思議な視線(何を話しているんだろう、内緒話だろうか?といういぶかしげなのも含めて)にもう耐え切れず、要所要所で、周りに今こういったのよ、と説明したり、息子が語彙が少なくて分からないときはフィンランド語で乗り切ってます。
長男は特に、記憶力の弱さの為に言語発達遅滞を指摘されましたからバイリンガルは難しいですしね。でもゆっくりなりに頑張ってますんで、できる範囲で教えて行こうと思ってますよ。今はまた、息子たちがフィン語で答えても、私が日本語でああこういう事言ってるんだね、と日本語で(助詞もできれば省略せずに)喋っています。するとまたそれに反応してくれて覚えてくれたり、子どもって一生懸命リアクションを返してくれて、嬉しいです。
それぞれの家庭の許容範囲もあるでしょうけど、ここまでできて、ほんとうに天晴れだと感心しています!

投稿: takako | 2010年1月21日 (木) 23時13分

Takakoさん>そうなんです!何?内緒話してるみたいで~ 感じ悪いわ!みたいな視線、痛かったです。今では私達が人畜無害だと皆さんわかってくれているのでそういった刺すような視線はなくなりました(幼稚園では!)
Takakoさんのコメントを読みまして、たいへんながらもバイリンガルに育てられる親、子供であることのありがたみというのを感じました。
そのことに感謝しつつ今日も励みますね~
ステキな週末を♪

投稿: ○さん | 2010年1月22日 (金) 11時36分

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